歩行補助用杖

冬は転倒事故の発生率が高く、特に雪が降った後は路面が滑りやすく、下肢骨折や関節損傷などの事故につながる可能性があります。怪我や手術からの回復過程においては、松葉杖を使った歩行が重要な段階となります。

初めて松葉杖を使う人は、「松葉杖をついてしばらく歩くとなぜ腰が痛くなるのか？」「松葉杖を使った後に脇の下が痛くなるのはなぜなのか？」「いつ松葉杖を使わなくてよくなるか？」など、多くの疑問や混乱を抱えることがよくあります。

腋窩松葉杖とは何ですか？

腋窩松葉杖は、下肢の運動能力が低下した人の歩行能力を徐々に回復させるのに効果的な、一般的な歩行補助具です。主に腋窩支持部、ハンドル、杖本体、チューブ足、滑り止め足カバーで構成されています。松葉杖を正しく使用することで、支えが必要な人に安定性とサポートを提供できるだけでなく、上肢へのさらなる損傷を防ぐことができます。

適切な腋窩松葉杖の選び方は？

1.高さ調整

松葉杖の高さは、個人の身長に合わせて調整します。通常は、使用者の身長から 41cm を引いた高さになります。

2.安定性とサポート

腋窩用松葉杖は、しっかりとした安定性とサポートを提供し、下肢で体重を支えることができない方に適しています。ユーザーの具体的なニーズに応じて、片側または両側で使用できます。

3.耐久性と安全性

腋窩松葉杖は、耐圧性、耐衝撃性などの安全特性を備え、一定の強度要件を満たす必要があります。同時に、腋窩松葉杖の付属品はしっかりと確実に組み立てられ、使用中に異音がせず、すべての調整部分がスムーズに機能する必要があります。

腋窩松葉杖は誰に適していますか?

1.下肢損傷または術後回復中の患者：足の骨折、関節置換手術、靭帯損傷の修復などの場合には、腋窩松葉杖は体重を分散し、負傷した下肢への負担を軽減し、回復を促進するのに役立ちます。

2. 特定の神経疾患を持つ人：脳卒中、脊髄損傷、ポリオの後遺症などにより下肢の筋力が低下したり、協調運動能力が低下したりした場合、腋窩松葉杖は歩行を補助し、安定性を向上させることができます。

3.高齢者や虚弱者：身体機能の低下により歩行が困難であったり、疲れやすい場合は、腋窩松葉杖を使用することで歩行に対する自信や安全性を高めることができます。

腋窩松葉杖の使用上の注意

1. 脇の下に長時間圧力をかけないでください：使用中は、脇の下に過度の体重をかけないでください。脇の下の神経や血管を損傷し、しびれ、痛み、さらには怪我の原因となる可能性があるため、腕と手のひらでハンドルを握り、体を支えるようにしてください。

2.松葉杖を定期的に点検する：部品に緩み、摩耗、損傷がないか確認してください。問題が見つかった場合は、安全な使用を確保するために、速やかに修理または交換してください。

3. 地面環境の安全性：歩行面は乾燥していて平坦で、障害物がない状態である必要があります。滑りやすい表面、凹凸のある表面、またはゴミが散乱した表面での歩行は避け、滑ったりつまずいたりするのを防ぎましょう。

4. 正しい力加減：松葉杖を使用する際は、腕、肩、腰を連動させ、特定の筋肉への過度な負荷を避け、筋肉疲労や怪我を防ぎます。同時に、使用方法と時間は、自身の体力やリハビリの進捗状況に合わせて調整してください。違和感や疑問がある場合は、速やかに医師または専門のリハビリスタッフにご相談ください。

放棄時間

腋窩松葉杖の使用を中止する時期は、骨折の治癒の程度と個人のリハビリテーションの進捗状況によって異なります。一般的には、骨折端の骨癒合が達成され、患肢の筋力がほぼ正常になった時点で、徐々に使用頻度を減らし、最終的に完全に使用を中止することを検討できます。ただし、具体的な時期は医師が判断するものであり、自己判断で決めるべきではありません。

回復の過程において、小さな改善はすべて完全な回復への大きな一歩となります。この記事がお役に立てば幸いです。松葉杖の使用やその他のリハビリテーション中に何か問題や懸念が生じた場合は、速やかに専門家の助けを求めてください。